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第4回タバコフリー学術大会で演題発表を行いました

 9月22日,藤原唯人弁護士が松山市の愛媛大学で開催された,第4回タバコフリー学術大会に出席し,「神戸地方裁判所における敷地内禁煙の申入れ及びその結果」と題して,演題発表を行いました。

2005年にWHOのたばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)が発効し,我が国もこれに批准しました。同条約は締結国に,包括的な「たばこ規制法」の立法を求めるものですが,我が国においては現在に至るまでこれが立法化されていません。世界各国で次々にタバコフリー社会が実現しているにも関わらず,我が国は世界から取り残されている状況です。
本発表においては,兵庫県「受動喫煙の防止等に関する条例」の解釈論によって実現しうる禁煙化の射程範囲,及びその限界(敷地内禁煙の実現のためにはやはり立法的措置が必要であること)という視点から,問題提起を行いました。